1月25日は国民ならご存知〝幌加内の日〟
海の日、山の日、幌加内の日。
日本三大祝日とはよく言ったものです。
日本国民なら誰もが知っている「幌加内の日」。
幼子が一番初めに話す言葉が「ママ」ではなく「ホロカナイノヒ」だと、その家族は一生お金に困らないと、生前ブッタも言ったとか言わないとか。
こんにちは。幌加内高校ですが何か?
嘘つきました
1月25日は「幌加内の日」と書きましたが、早速ブログの序盤で訂正します。
しかしながらあながち間違いではない「幌加内の日」、ではなく「日本最低気温の日」。そんなニッチな〝日〟が制定されているなんて、もはや何でもありかもしれません。
日本最高テンションの日。日本最低バイブスの日。日本最高酸素濃度が高い日。日本最低積雪量の日。
せっかくなので365日、とりあえず何かの日に制定してみても良いのかもしれません。そうなると毎日がフェスティバルですね。
兎にも角にも、1月25日は毎年日本最低気温の日として制定されており、その震源地となった町が幌加内というわけです。
-41.2℃
この数字を見るだけで、ストーブをつけたくなる魔法の数字です。
-41.2℃
もはや狂気の気温です。
公式か非公式か
幌加内が沖縄県にドヤ顔でマウントを取れる-41.2℃という、暴力的な気温。富士山の山頂よりも寒いなら、幌加内の町を〝富士山〟と呼んでいいかもしれません。
「小さな雪国王国幌加内、ついに富士山の名称奪取に成功!」
東スポでそんな記事が一面を飾れば、それはもう間違いのない事実です。
しかしながら-41.2℃は非公式の気温であり、気象庁の公式記録には認定されていないそうです。
それであれば、他の庁で公式記録に認定してもらおうじゃありませんか。国税庁か金融庁あたりに認定してもらえればいいのですが、あまり現実的でもないので、とりあえず幌加内高校としては公式に認定しましょう。
1月25日は幌加内の日。
大丈夫ですよ、他の市町村から「ちょっと待て幌加内、その日はうちの町が制定したいんだ」とはならないですから。
どうでしょ、異議あります?
気温で変わる雪の〝音〟
北国、もしくは極寒地域で生活をする人なら、冬の雪の音が気温によって変化をするのは周知の事実。
そうですね、-15℃を超えると地面に積もった雪の音が「ギシギシ」と人工物のような音を放つようになります。
それ以外の場合はどちらかと言ったら「サクサク」というような音とでも表現しましょうか。北国以外の人からするとあまり信じられないような話ですが、雪は気温によって出す音が違うんです。
まるで自然が織りなすハーモニー、とおしゃれな感じで表現をしておきますが、大抵の人は「寒っぶぶー」と小さく呟きながら雪国の朝を歩きます。
そりゃあもう、水分という水分は全て凍ってしまいます。お仕事とはいえ、わざわざ早朝から顔を凍らしに来るとは、日本放送協会(NHK)の方々も体を張った取材をしているんですね。
こういう類の仕事は吉本興業さんが担っているものと思っていました。
ということで
もはや「◯◯の日」という概念を取っ払って、〝冬〟のことを〝幌加内〟と呼んでもいいかもしれません。
春夏秋幌加内。
11月から4月までは「幌加内」という新たな季節でどうでしょうか?
あまりにも斬新かつ、近未来的な提言を行える幌加内は、これからの時代に先頭を突っ走る〝過疎地の希望の星、幌加内〟とサブタイトルをつけられてしまうでしょう。
目指せ幌加内、追い越せ幌加内。
人口1300人ちょっとの町、幌加内が日本全国の「町村」の鏡となり、行く行くは幌加内町→幌加内市→幌加内県とグレードアップを密かに企んでいます。
今年の冬も幌加内から目が離せませんよ。
極寒の幌加内でお魚釣りでもしましょうや。
おわり。