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北海道人気の移住地と幌加内へ移住をしてくる人々

東川、富良野、美瑛、ニセコetc

北海道で人気の移住地はもしかするとあなたもどこかで聞いたことのある地名かもしれません。

いつかは北海道の田舎でのんびりと。

そんな幻想を抱いているあなたは、雪の多さと白樺の花粉でやられることでしょう。

こんにちわ。幌加内高校ですが何か?


人気移住地のブランド力

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東川、富良野、美瑛、ニセコ。

北海道に住んでいる人並びに、それ以外の人でもこれらの地名を聞くとネームバリューのある移住地かもしれません。

東京で言うところの世田谷、下北沢、恵比寿、そんな感じの人気の街とでも言いましょうか。多くの人が北海道へ移住を考える際に、一度は目にする町の名前でしょう。

さて、それらの地域はなぜ人気の移住地になったのか。

いくつかの理由が重なって人気になった部分はありますが、全ての町に当てはまることが〝山〟が見えることです。どこの町を見ても、綺麗な山や山脈を眺めることのできる町ばかり。

北海道の人気移住地は山がキーワードなんでしょうか。

北海道の〝住み続けたい街〟ランキング↓


イメージ先行型

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さて、前途したような東川、美瑛、富良野、ニセコなどのイメージはどのようなものでしょうか。

北海道外の人からすると北欧の町並みあたりが近いイメージでしょうか。北海道内の人からすると、洗練された北海道の地方町かもしれません。

また、これらの町は往々にして外国人が多く住んでいるという事実もあります。多くの外国人移住者の目的は、北海道の冬かもしれません。やはり雪質も良く、比較的物価の安い北海道では、外国と言えども生活はしやすいことでしょう。

ドラマなどの影響もあり、すでに富良野や美瑛の人気は移住希望者からも多くありました。昔から長く移住者を惹きつけてきた北海道の町は富良野や美瑛でしょう。

そこにここ近年、人気を集めてきたのが東川やニセコといった町々です。やはり多くのスキーヤーが町に惚れ込んで、移住をするケースも多々見られます。

北海道や沖縄は日本の中でも飛行機を利用して(新幹線も使えるが)行く、特別な地域かもしれません。文化や言語を見ても、日本が古来から持つ文化や言葉とはやはり大きく違います。


幸福度が高い旭川周辺の町々

大東建託が行なったアンケート調査では、上位2位を旭川周辺の東川町や東神楽町となっています。

北海道の中でも雪が多い地域ですが、雪が多いことと幸福度の関係はあまりないようです。アンケートの取り方にもよりますが、住み続けたい街と幸福度の関係性はこれだけで判断すると必ずしも一致しないということかもしれません。

東川町や東神楽町に共通して言えることは〝地方暮らしを選んで移住している人が多い町〟です。

もちろん、札幌の町を好んで移住している人も多くいることでしょうし、転勤で札幌の街中に移住をした人も少なくないでしょう。しかし、これらの町は移住をしようにも、人気移住地のため空き家を見つけることが困難であったり、仕事を探すのに苦労をすることもあります。

しかし幸福度は高い。それだけ人を惹きつける生活の魅力があるのかもしれません。

また、近隣の町では当麻町や東鷹栖町など、移住者が年々増えている地方都市もあります。東川町や東神楽町に比べると空港へのアクセスは遠くなりますが、ここらの町で生活をする移住者の幸福度も低くはないと思います。


幌加内へはコアな移住者

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移住をするのに当たって、多くの人はアクセス条件の良さや、土地柄の良さなど何かしらのメリットを見つけて移住します。

そんな中、年々移住のハードルが高くなっている、東川町や東神楽町。

多くの人が注目をするようになったおかげで空き家はどんどん減っており、今では順番待ちになっているほどです。そんな状況もあり、少し離れた当麻町や東鷹栖町へ移住者も流れています。

では、旭川から車で1時間。幌加内の状況はどうなのでしょうか。

幌加内はそれらの町々に比べて、山々を超えなければいけないことなどもあり、本当にコアな移住者が移住している印象です。生活環境も自然がそのまま残っているため、利便性が高い町というわけでもありません。

例えば、幌加内町にある朱鞠内湖のすぐ近くでNPOを設立した中野さん。

朱鞠内という、北海道の中でも過酷な自然環境の中で、自然の保護を続けながら、人々が持続可能な生活環境も築き上げている移住者の一人です。

約25年前に大阪から幌加内町にある朱鞠内に移住したことをきっかけに、今では多くの関西の方が移住をする地域になりました。

札幌や旭川のような大きな都市ではなく、幌加内町の中のさらに街中から外れた朱鞠内湖付近で、移住をしてきた人が生活基盤を作り、仕事を作り上げることで、次に移住を考える人が移住しやすい環境が整います。

幌加内の町には、北海道の〝真〟の自然環境を求めて生活のしやすさだけを求めるのではなく、アウトドアな仕事や自然の中での生活を求めてくる移住者が比較的多いのかもしれません。


地方への移住

年々、移住に対してハードルが下がりつつある今の日本。特に地方では様々な移住メリットを打ち出してアピールをしています。

移住を考える人へ「○○を支援します」「〇〇の補助があります」など、買い手市場となっているのが現状。

ご存知の方もいると思いますが、今では〝移住ドラフト会議〟なるものも存在します。

移住を検討している人と、移住を受け入れる自治体をドラフト形式でマッチングする新たな取り組みが数年前から話題にもなっています。

多くの人が楽しみながら、移住をマッチングしていく。そして、自治体から「指名」を受けることによって、移住希望者のモチベーションは大きく上がります。

自分から自分を売り込むのではなく、自治体から求められることにより承認されることへの欲求や自己肯定感が上がるのかもしれません。また、互いに合致した条件で移住をすることにより、比較的長く住むメリットなどもあるでしょう。


北海道の移住は増える?

コロナの影響もあり、年々高まっている地方移住への流れ。

住みたい都市ランキングが毎年上位、もしくは1位を獲得する北海道ですが、実際の移住となると地団駄を踏む人は少なくないでしょう。

知られていないだけで、実際には多くの地方都市が移住者の受け入れに関して、様々な優遇を用意しています。

北海道といっても、少し距離が離れるだけで気候や生活環境は全く違いますし、きっかけがなければ町を決めるのは難しいかもしれませんが、土地が広い分、ある意味選ぶ町も選択肢が広がります。

これからの時代背景や、環境の変化により人々の生活環境も変化を続けていきますが、北海道の移住者はこれから増え続けるのか、それとも多くの人は変わらず大都市圏で生活をするのか。

北海道の魅力は大きな都市よりも地方の小さな町に散りばめられています。

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