みんな-30℃の楽しさを知らなくて困っちゃう幌加内
イーロンマスクも、マークザッカーバーグにも作ることのできない世界。
「THE BAKUYUKI 王国幌加内」
メタバース?仮想世界?
あははは。
世の中が2023年なら、幌加内は2100年の世界を先取っています。
先ゆく地方創生先進国、幌加内。
こんにちは。幌加内高校ですが何か?
寒さと痛さの狭間にて
多くの町では冬になると「今日も寒いですね」と朝の挨拶が始まる頃、幌加内では「今日も痛いですね」と元気ハツラツな挨拶から一日が始まります。
幌加内高校で一番寒い時は、農業科の先生の会心のギャグが生徒に受け入れてもらえなかった時。
まるで極東の冬風のように吹き荒れます。
そんな時はどれだけ暖房を入れても教室の温度が上がることなく、燃料費が高騰している今の時期に、町の財政を圧迫しかねる大きな問題でもあります。
もっとホットなギャグで教室を温めることができたら、生徒の学習意欲向上と経費削減の一石二鳥が可能となるため、SDGsの観点から見ても、とても効率的な貢献に繋がることとなるでしょう。
笑顔と喜びは、いつの時代も人々の健康と生活を彩ります。
さて、-20℃を超えると、寒さよりも痛いなどと表現しますが、痛さを感じるのは肌の出ているほっぺや、耳たぶが痛さを感じる程度で、それ以外の部位は防寒しているため、ある程度耐えることが可能です。
とかなんとか言ってますけど、半袖短パンはもはや合成写真を疑われるレベル。
きっと彼ならエベレスト登頂も、ユニクロのヒートテックで行けるレベルかもしれません。
人類初のヒートテックエベレストアタックで登頂したら、きっとユニクロがスポンサーになってくれることでしょう。
その時は是非とも幌加内高校の学校旗を山頂に立ててきてもらいたいものです。
ナマステ。
遊び心満載ばばぁ
決して悪口ではないですよ。
アカウント名が「ほろばばぁ」なのでそう呼んでいるだけであって、とってもお茶目なばばぁが幌加内で遊んでいます。
前世はきっとピカソ。
いや、幌加内の草間彌生とは正に、ほろばばぁのことかもしれません。
こっそりとこんな楽しそうな遊びをやっていたことが大々的に発覚したことで、来年はさらに大きな場所で作品を作るオファーが舞い込んでいるとかいないとか。
すでに来年の作品構想も出来上がっているとのことで、まるで頭の中は売れっ子アーティストのようなスケージュールで動いています。
-30℃の世界で育つと、芸術的な才能も一緒に育つものなんでしょうか。
と、いうのも、実は幌加内、隠れたアーティスティックな町なんです。
廃校を使って「アートフェス」を行っているため、スーパー田舎な幌加内で、まるで「ポツンと一軒家」のように「ポツンとアートフェス」が佇んでいます。
でも、そこは正に異空間。
草原に囲まれた中にポツンとある、小さな廃校校舎。
レトロな昭和の匂いの校舎と、カラフルな輝きを放つ作品や、子供の笑顔を引き出す作品が巧妙に絡み合い、時計の針を止めた時間と、童心が過去に引き戻される空間です。
そうです。
幌加内がどれだけ寒くても、町民の遊び心まで凍らすことはできないのです。
なんつって。
そうだ、幌加内行こう!
まさか縁もゆかりもない世界都市、京都に乗っかって観光イメージの相乗効果を期待しちゃう幌加内。
さて、最近は幌加内観光協会も「そうだ、幌加内高校に乗っかろう!」なんて考えているかどうかは分かりませんが、高校と一緒にコソコソと新しい商品開発なんてやっていました。
北海道の小さな町には様々な作家さんやクリエイターが隠れているもので、最初は幌加内の作家さんだけの作品が展示されていましたが、近隣の町に隠れている作家さんの作品も置かれるようになりました。
そんな所に、幌加内高校も観光協会とタッグを組んで「フィナンシェ」なる、おしゃれなスイーツを販売しております。
幌加内にある唯一の温泉、ルオントの敷地内にある〝物産館〟を冬季期間だけ利用して、温泉に来るお客さんが少しでも寄ってくれるようにと、観光協会が今年から冬季の期間に新たな取り組みを始めたもの。
・レストラン 水曜休み
・物産館 月、火休み
まとめ
常夏でも楽しめない人は楽しめない。
極寒でも楽しめる人は楽しめる。
結局のところ暑いか寒いかは、生活を楽しむのにさほど影響しないということではないでしょうか。
中途半端に肌寒いくらいなら、極寒の方が寒くない。
なぜなら、極寒地域では防寒対策がNASAの宇宙服並みに先を走っているから。
そして、家の中は暖かい北国の暮らし。
-30℃の世界は地球の美しさを経験できる素晴らしき世界です。
そこで生活をしている人たちを見ると「すごいな」「たくましいな」なんて思うこともあるかもしれませんが、極寒の恩恵は神秘的な景色と、美しさの入り混じる魅惑の光景です。
そんな景色を知らずに、人生を終えてしまうのはとても勿体無いレベルですが、皆さんも自分達の住む町の素晴らしいところを見つけてみてくださいね。
そして、いつか幌加内に遊びにきてください。
幌加内は、いつでもお待ちしていますね。