幌加内町が地域おこし協力隊を募集する3つの理由
なんとなくネットでよく見るタイトルをつけてみました。
◯〇〇が〇〇する3つの理由。
これがネットにはびこる理由って、クリック率が高いからなんですよ。
こういうタイトルをつけておけば記事を読まれるという安易な理由からタイトルをつけました。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
理由も何も過疎の町はどこも導入している説
日本全国津々浦々。
約10年ほど前に始まった「地域おこし協力隊」という、今考えると見事なネーミングの田舎での仕事スタイル。
高校のブログなのに高校のことを記述しないのは田舎町ならではの、情報発信として受け入れてください。
さてさて「少子化」というキーワードが国内でも定着して早、数年。多くのアダルトが子供の頃には「少子化」という言葉が世間に認知されることはありませんでした。
人口が集中する都会では少子化が有効的なことであっても、過疎の町にとっては死活問題。
そんな問題を解決すべく立ち上がった地域おこし協力隊は、色々なジャンルの人々が様々な町で活動しています。
ある程度ジャンルを指定して地域おこし協力隊を募集している自治体もあれば、フリースタイル(やりたいことをやってください)で募集を行っている自治体もあるこの制度。
新しいことをやりたい人にとっては中々良い制度であることは間違いありません。
田舎で行うメリット
もちろん、どんなジャンルで地域おこし協力隊として活動するかにもよりますが、活動内容によっては都会で埋もれるよりも田舎で飛び出る方が近道な場合もあります。
また、地域おこし協力隊の場合、国や自治体からの補助により、自らの資金を使うことなくできることも少なくはありません。
今の時代は田舎が土壌を用意してくれ、活動やスタートアップを支援してくれる時代になりました。
都会で何かを行うには人のつながりや情報が早いことなどもありますが、田舎では田舎のメリットも多数あります。
もちろんコロナ禍で言うならば「密」になりにくいことや、それらのことを意識しすぎることなく生活ができること。
空気が綺麗やゆったりとした時間軸の中で生活できることなど、探せばキリがありません。
出来上がった町かそうでない町か
ココ最近の田舎町ではすでに〝色〟が出来上がっている町とそうでない町とに分かれている傾向があります。
特に移住者が多く集まる町では、その町の〝色〟が出来上がっている町が少なくはありません。
例えば、北海道の町で言うならば東川町という人口8000人程度の町。
これらのような町はすでに移住者が多く、町としての色は出来上がりつつあります。ものづくりをする人や表現者が比較的多く、空港から近いが故に首都圏の人が移り住みやすい町でもあります。
イベントごとや人の集まりも起こりやすい地域柄もあり、先進的な田舎作りに成功した町の一つでしょう。
一方で、町の色が出来上がっていない町では、色を出していく楽しみ方があります。
特に地域おこし協力隊で活動する際は、自治体と仕事をすることが多いため、町づくりに関して関わることも行っていくことができます。
もちろん幌加内もそのような町の一つでもあります。
3つも理由がなかった釈明
タイトルで〇〇の3つの理由とつけたのにも関わらず、全くその理由を語っていないことに、とりあえず釈明しておきます。いわゆるタイトル詐欺。
しかしながら、どこの田舎町も地域おこし協力隊の隊員に新しい風を吹かせてもらいたいのは言わずもがな。
3つの理由も何も〝必要だから募集するという〟簡単な理由です。
交通の便利が良い町とは言いません。適度な田舎ではなく、かなりの田舎です。雪も多く、冬の寒さも厳しい町です。
だからこそ残る原野の自然と幻想的な星空。
朝は鳥の声で一日が始まり、陽が落ちると共にカエルの声で一日の終わりを迎える、ごく自然的なライフスタイルを感じることができる町でもあります。
人によっては典型的な北海道の田舎町を感じることもできるでしょう。人によってはまるで外国感のような感覚で生活を送ることもあるかもしれません。
地域おこし協力隊の高齢化も他の職種と同じく進んではいますが、高校や大学を卒業して、地域おこし協力隊の道を選ぶ人も増えています。
時代の変化とともに、人々の意識も変わるもの。
ヨーロッパでは大学を卒業後、すぐに仕事には就かずに旅にでる若者が少なくはありません。
「長い人生の中で旅をしないで社会に出ることは良い人生とは言えない」
そんなアイデンテティーを持つ親や若者が少なくはないからです。
学校を卒業し、企業では学べても田舎でしか学べない〝豊かな生活〟を目指す生き方を模索することや、足がかりの一つとして地域おこし協力隊という選択肢を持つことも一つの生き方です。
幌加内高校ですが、幌加内町に来る地域おこし協力隊の方々を楽しみにしていますね。
デワデワ。