北海道のレペゼン農業高校がおすすめする野菜3選
数ある高校の中から、日本の農業高校を最先端でひた走り、日本の農業を牽引する気概十分の幌加内高校。
そんな幌加内高校が、国民の皆様におすすめする野菜3選を、今回はフォロワー限定でご紹介いたします。
本来ならば、有料級の記事になりますが、幌加内高校はブッダやキリストほどの慈愛と優しさを持ち合わせている北国の小さな高校のため、寛大な心で無料解放します。
こちらのブログを読んで、農林水産省の人たちはきっとこう思うでしょう。
〝日本の農業はやっぱり幌加内高校からだな〟と。
こんにちは。幌加内高校ですが何か?
人参
まずは人参。
人参は美味しいです。
数ある野菜の中で眩いばかりの、オレンジの色を放つ人参は何と言っても料理そのものを彩ります。
それに野菜の中でもジュースとして加工される人参は、野菜の中でもエリートです。
きゅうりやレタスがジュースになることはなくても、人参はジュースにすら加工される特別な野菜です。
お馬さんの大好物が人参であることは、世界的に有名な話。
人間だけでなく、お馬さんまで大好きな野菜ということは、人間と動物の枠を超えた美味しさが秘められているということです。
ベータカロチンが満載に搭載されている人参は、あなたの健康と美容に大きく貢献してくれるものでしょう。
長ネギ
続いては長ネギ。
長ネギはもっと美味しいです。
煮てよし、焼いてよし、生でもよし。
何より、そばはもちろん、ラーメンやうどんにも「on the 長ネギ」されてしまう、麺類との相性の良さは、まるで佐々木健介と北斗晶の夫婦間の相性の良さを思い出させてくれるかのようです。
そして、名前に「万能ネギ」と付けられてしまうほど万能な能力を所持している野菜は、野菜の世界でも長ネギだけでしょう。
また、白い部分と緑の部分で味変や食感の違いを生み出すこともできる二刀流スペックは、あの大谷選手が参考にしたとアラスカで噂されているほどです。
もしこの世に長ネギがなければ、大谷選手の今の活躍はなかったことでしょう。
本来ならばドジャーズから1000億円の契約を勝ち取るべきは、大谷選手ではなくて、長ネギ農家さんなのかもしれません。
大根
最後は、幌加内高校を一躍有名にしてくれた大根。
大根はさらにもっと美味しいです。
野菜そのものに味を染み込ませることができる、染み込ませの天才とは、大根のことです。
そして、野菜の中でも世間に優しさと愛を伝えることができるのは、大根ならではのフォルムとリュックに収まり切らない、主張の強さです。
大根で人を殴打すれば、致命的なダメージを与えることもできますが、リュックに入れるだけで、世界は愛に包まれます。
どんな鋭利なものでも使い方一つで、誰かに喜びや幸せを与えるように、大根もそんな一面を持ち合わせている、野菜の中の女神です。
「大根役者」なんて、他人を揶揄する言葉として使われることもありましたが、これからは韓国アイドルが大根を持って歌とダンスを行うかもしれません。
そんな無限大の可能性を持ち合わせる大根は、きっと世界平和に導く野菜の中心になることでしょう。
「大根平和宣言」
国連で、そんなマニフェストが掲げられた時には、どうぞ幌加内高校のブログを思い出してください。
まとめ
多くの人が興味を持たないであろう「おすすめ野菜3選」という、おすすめを、堂々とタイトルに掲げることができる幌加内高校は、今日も尚、全く保護者が求める学校の情報発信に応じる様子はありません。
もっと他の高校のように「今日は学校祭でした」とか「見学旅行に行ってきました」など、学校のメインイベントを頻繁にブログで取り上げることが必要なのかもしれませんが、独自路線をアクセル全開で走ることにより、それらのイベントは、すっかり置き去りにされてしまいます。
「とりあえず農業高校だから野菜の3選でも書いておく」という安易な考えから、内容のある記事に仕上げることのできるテクニックは、受験に向けて小論文を執筆している全国の受験生にも参考にしてもらえることでしょう。
チープなタイトルから、それっぽい内容の記事をまとめて、一体誰に何を伝えたいのか不明瞭な学校の情報発信が、いつか世界の平和と大学受験を控えた全国の高校生の心の支えとなることを切に願っています。
2024.10.24 北海道幌加内高等学校