ロックダウンが多すぎやしないか幌加内。
あなたは人生で何度ロックダウンを経験しましたか?
おそらく大抵の人はコロナの影響でロックダウンを経験したのが初めてではないでしょうか。
そんな中、今年度3回目のロックダウンを経験した幌加内。
さて、ロックダウンの常連町に台頭してきた幌加内。新たな歴史に名を刻んだ幌加内に注目あれ。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
問答無用のロックダウン
2021年2月17日。
日本のロックダウンが解除される中、コロナの新規感染者も少なくなってきた大和の国。
多くの人が生きている間に事実上のロックダウンを経験するとは思ってもいなかったことと思います。それも世界各地でほぼ同時期に起こったロックダウンです。歴史の教科書に載ることは間違いないでしょう。
そんなロックダウンも落ち着いてきた頃に、ひっそりと多くの国民に知られることなく自然発生的にロックダウンとなった幌加内。
道という道は吹雪でふさがり〝陸の孤島〟とはまるで幌加内の為に作られた造語のようにさえ思えてきました。
宇宙飛行士の野口産でさえ、ロケットの中から幌加内を心配するこの気象。
この日の気象は気性も荒く怒り狂ったように、雪が町を飲み込みました。はい、今上手いこと書きましたよ。
幌加内の町中にある学校は全て休校となり、学校の先生でさえ通勤できず、改めて「試される大地北海道」に試された幌加内町民。
もうええて。
ロックダウン癖がついた?
さて、スポーツの世界で〝負け癖〟という言葉があるのはご存知でしょうか?スポーツをある程度のレベルで行なっている人は分かるかもしれませんが、勝負の世界では〝負け癖〟というものが存在します。
この癖がついてしまうと、スポーツ選手としては抜け出すのに少々時間がかかります。
こちらは2月17日より2週間後の3月2日のツイートです。
この日も除雪が追いつかなかったのと、雪崩が道路をふさぎ、再びロックダウン状態に陥った幌加内。
もはや〝ロックダウン癖〟がついたとしか言いようがありません。
「ロックダウンに癖なんかあるかよ」
そんな声も聞こえてきそうですが今年度、幌加内はコロナでのロックダウンを含めると3度のロックダウンを食らった、国内でも頭二つほど抜けたロックダウンシティーです。
誰も好き好んでロックダウンを要求したわけでもないのに、2週間で2回もロックダウンをする幌加内のプレミア感は半端ではありません。町から出ようにも、まずはどの道路が生きているのかを探さなければいけないという、多くの人が経験しない「道探し」。
プレミア幌加内。
そうなんです。日本の中でもプレミアな町なのが幌加内。
国内で唯一〝ロックダウン癖〟がついている幌加内なんです。
かっこよすぎ。
町がロックダウンってどんな感じ?
では実際に自分の住む町がロックダウンになるとどんな感じなのかお伝えしましょう。
スーパーマーケットでは幌加内に住む貴婦人達が「国道は全部通行止めざますわよ。和寒線が唯一通れるらしいけど、いつ通行止めになるかわからないざます」
こんな会話をしております。では、職員室ではどのような会話がなされているのか。
「おい。これは帰宅できないレベルだぞ。冗談抜きでやばいから早く帰って。無事に帰宅できたら報告の電話してください」
では教育委員会。
「先生方が出勤できないのでダメですね、これ」
町がロックダウンになるとこのような会話が至る所で聞こえてきます。これがロックダウン真っ只中の町に住むということです。
どうですか?2021年という近代的な時代になっても自然の猛威には対抗できないということがお分かりになるでしょうか。
そんなこんなで幌加内
と、言うことでそんなこんなの幌加内。
町がロックダウンになるということは、それだけ外部から余計なものが入ってこないということです。
車の通りがなくなるということは排気ガスが空気中に混ざっていないということ。
気持ちよく快適な生活をするには、多くの人々が不便だと感じるような場所でしか得ることができません。
嵐の前の静けさも、嵐の後の静けさも幌加内で生活をすれば快適な静けさでしかなく、これだけ一年にロックダウンを経験する町もないので
〝ロックダウン先進町〟
と名乗っても異論はないと思います。
これからロックダウンを行う町は是非とも幌加内を参考にしてみてください。
どこの町よりも経験値が豊富な町となっております。
では来週のロックダウンへ向けて、本日も軽快に天気予報をチェックしたいと思います。
アディオス、エブリワン。