幌加内高校オリジナル授業。天然石、鉱物の知らない世界(理科)
クリスタル、オパール、アメジスト、琥珀、アクアマリン、ペリドット。
何百種類とある天然石。
ちなみに、天然石と宝石は大きく分けられているのはご存知でしょか?説明するのは面倒なので下のリンクで調べてください。
いきなり説明を端折って、他のリンクで説明をしようとしました。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
高校で絶対に学ばない天然石の授業
興味あります?ないですよね。
いいんです。読者そっちのけで記事作成してますから。読まれたいか、読まれたくないかではなく、書きたいか書きたくないかの世界で書いてますから(自己中まっしぐら)
誰が天然石の話に興味があるっちゅーねん。
まあ、そんなことを言っても始まらないので、本日の授業は「理科」の授業。とりあえず天然石がどのジャンルになるのかわからないので理科に括りました。
人間が装飾品として一番古くから使われていたと言われるのが、天然石。世界各地で様々な天然石が多くの人の生活と一緒に使用されてきました。
カラフルなものから、透き通った透明な天然石、時には黒や色々な模様が入り混じった天然石など、世界には400を超える天然石が存在しています。
多くの人がよく聞く天然石の一つに〝クリスタル〟が代表的なものとしてあるでしょうか。クリスタルは1mm成長するのに100年かかると言われる天然石の一つです。
産出される国は、インド、ネパール、ブラジル、パキスタン、アメリカ、ブラジル、中国、フランス、スイスなど様々な国で産出され、国内でも山梨県や九州で採掘されることもあります。
採掘される産地や、物によって、クオリティは様々で国内では透明度の高いクリスタルが人気のものとして好まれています。また、中にルチルなど他の鉱物が入り混じるものの人気も高く、高値で取引されています。
どんな感じで採掘される?
さて、天然石はどのようにして採掘をされるのか。
その土地や、採掘される天然石によってやり方は様々ですが、今回はオパールの採掘を例に見てみます。
メキシコなどで採掘される「カンテラオパール」という種類はこのような鉱山の洞窟へ入り、ダイナマイトを設置。
ダイナマイトである程度岩壁を粉々にして、そのゴロゴロとした石からオパールの輝きが出ている部分を探します。
こちらはあまり良質なオパールではありませんが、このように白い部分がカラフルな虹色なものが多くの人を魅了するオパールと呼ばれる部分になります。
これらのものを鉱夫が採掘し、町の中で石を降ろす、もしくは研磨する研磨師に託します。研磨などされ、輝きを増したオパールはこれらのものを買い付けした業者によって販売されます。
これらの販売者から買い付けしたものが日本国内で販売されるというわけです。
一般の人に宝石や天然石が届くまで
だいぶマニアックな世界の話に入ってきましたが、ここまでついてこれているでしょうか?ここからはさらにディープな石の買い付けバイヤーがどのような買い付けを行っているか見てみましょう。
上の記事は毎年アメリカで開催されているアメリカ・ツーソンミネラルショー(世界ミネラルショー)というもので、世界最大の天然石や宝石のマーケットとなっています。
世界中から天然石を扱うバイヤーが訪れ、買い付けを行います。天然石や宝石を扱っている人なら一度は行ってみたいミネラルショーの一つでしょう。
買い付けに行ったことのあるバイヤーは必ず「一生見てられる」と口を揃えて言うほど、世界各国から魅力的な石が集まっています。
これらのようなものを海外で買い付けしているバイヤーが国内のミネラルショーへ出店し、国内で一般的に宝石屋や天然石屋を構えているお店の人たちが買い付けを行います。
国内のミネラルショーは、東京、大阪、札幌、福岡、愛知など大きな主要都市で毎年開催され、一般的にお店を構えている業者や個人で海外の石を買い付けているバイヤーなどが出店しています。
そして一般ユーザーの手に渡ると言うわけです。
ここまでが一般的な人の手に石が渡るまでの工程となります。
なぜ人は石を買うのか
宝石も、天然石も、全ては単なる石。路上に落ちている石も浜辺に落ちている石も宝石も、石は石です。
しかしながら、石に大金を払ってまで手に入れたがる人も世の中には多くいます。もちろんこれらの類ものもが、そこらへんに落ちている石より輝きがあることや何か不思議な力を秘めているのではないかと思うこともあるでしょう。
石であれ、草であれ、木であれ、海であれ、そもそも人は自然の産物に何かシンパシーを感じるのかもしれません。
「人が値段をつける=価値のあるもの」と言うわけではありませんが、自然にあるものには一つ一つ価値があるのかもしれません。
それと同じく自然界で暮らす人間も一人一人価値のある存在で、それらのことを知るためにも、自然界のものを少し気にして見てみるといいのかもしれませんね。
本日の幌加内高校、理科の授業はここまで。
ではまた来週。
チャオ。