2022夏の終わりは、新たな始まりの合図。
冷夏。
そうめんも、ひやむぎも、冷やしたぬきそばも怒ってしまうくらい、今年の夏は北海道に対して冷たい態度をとってくれました。
ほぼ間違いなくクーラーの使用頻度は全国でも最低の北海道。
そもそも扇風機すら今年の夏は稼働していない家庭も多かったかもしれません。
ちなみに「コタツ」が一番売れる都道府県って知ってますか?
統計によると「沖縄」だそうです。
どうでもいい雑学情報より始まりました。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
夏休み明けマジック
「あれ?あの子少し雰囲気が変わって可愛くなってる」
「あれ?〇〇君、肌が少し焼けてカッコ良くなっている」
約3週間という夏休みが明け、なぜだか魅力的に見えてしまう同級生、もしくは先輩や後輩。
そんなことを生徒が思ったかどうかは知りませんが、そんなことを思わせぶることで他人に優しくなれるかもしれません。
恋は人に優しさを学ばせ、そして人間関係を学ばせてくれる、ある意味生きた教材。
さて、夏休み明けの生徒の恋愛事情は置いといて、気分一新の幌加内高校の生徒たち。
3年生は、あっという間に冬を迎え高校卒業を肌で感じるようになるでしょう。2年生はもしかしたら中だるみする時期かもしれません。1年生は夏休みが明けたことによって、より高校生として板についてきた頃でしょう。
学校始まりのしばらくは、夏休みモードから抜け出せずエンジンがかかりにくいかもしれませんんが、幌加内高校は待ってはくれません。
なぜなら、みなさんが休んでいる間に先生方は夏休み明けの準備をしていたから。先生方はみなさんの見えないところで色々な準備をしています。
何が新しい?
特に理由もなく「夏の終わりは新たな始まりの合図」とタイトルをつけたものの、何が新しいのか、書いている本人すら分かっていません。
そんな中で頭を捻ると、やはり幌加内高校にもあった新たな時代の到来。
今年は幌加内町が全国に誇る、いや世界に誇る、いや宇宙に誇る、いややっぱり全幌に誇る「新そば祭り」が開催されます。
コロナの影響で2年ほど開催されていなかった、新そば祭りなので〝新たな始まり〟とは少しかけ離れているように感じる読者も多いことでしょう。
ふふふ。
みなさん、高校のサイクルということをあまり分かっていませんね。それならば幌加内高校がみなさんに教えてあげましょう。
毎年新そば祭りには幌加内高校も出店を行い、長蛇の列ができることで有名です。
しかしながら、最後にそば祭りを経験した生徒たちもすでに昨年卒業し、今の幌加内高校には新そば祭りで、出店の経験を積んだ生徒は0です。
今までは先輩から後輩へ経験を引き継ぎすることで、これらの基盤は作り上げてきましたが、今年はまた0ベースからのスタートとなります。
また、幌加内高校の教職員も含め、最後の新そば祭りを経験した方々も多くは転勤でいなくなり、今まで積み上げられた経験値は、もう一度積み上げていかなければいけません。
ある意味、幌加内高校にとっても新しい始まりの予感なのです。
毎日が新しい日
日々過ごしていく中で、当たり前のように過ごす毎日。
でも本当は、毎日の一瞬一瞬が新しい日々の延長であり、一つとして同じ日はありません。
自分では気がつかなくとも、人は日々成長し何かを感じては考える生き物です。
高校での3年間は人によっては毎日同じことの繰り返しを感じている生徒もいるかもしれません。
朝起きて学校へ行き、机の前に座っては毎日先生と顔を合わす。
授業の中身は変われども変わることのない、いつもの教室。
その中で生徒も教員も職員も、そして学校や町も毎日が新しい日々を迎えています。
「過去に捉われず、未来を恐れず」
失敗すると恥ずかしいですよね。
そうすると新しいことへの挑戦も億劫になりますよね。
それであっても、毎日が新しい日々です。
幌加内高校の生徒も色々なことに挑戦します。
必ずしも成功体験ばかりではないかもしれませんが、それであっても新しい日々と共に〝新しい自分〟を感じることが大切かもしれません。
時に、成功よりも失敗が人を強くすることもあるでしょう。
正解がない時代と言われるようになりましたが、そもそも今までも正解というものはありませんでした。
多くの人が勝手に正解を作り上げ、それが正解だと思い込んでいただけのことです。
2022年の夏が幌加内では終わりを迎えていますが、新しい毎日を過ごす幌加内高校の少ない生徒たちを見守ってください。
きっと、みなさんの日々の日常の中に、少しばかりの北国の風と香りを届けてくれる存在になってくれますので。
いつもありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いしますね。
by幌加内高校