幌加内高校、明日のワカサギ釣りの授業の前に事前予習
地域密着型の授業展開を行う幌加内高校。
いや、地域のフィールドを使って体験授業を行うことで、地域の特性と産業を知り、そして釣ったワカサギはその場で天ぷら。
これぞ正に地産地消を可能にした革新的授業。ワカサギ釣り。
お口の恋人はロッテでも、あなたの恋人は幌加内。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
幌加内発世界選手権
日本人なら、誰しもが耳にしたことのある「朱鞠内湖ワカサギ釣り世界選手権」。
北海道の幌加内にある朱鞠内湖で始まった世界選手権も2180年あたりにはオリンピック種目になるのではないかと、幌加内町民も胸を躍らせて楽しみに朗報を待っております。
幌加内から始まった世界選手権がオリンピック種目になるなんて、夢のような話ですし、いつしか本校から卒業した生徒がオリンピックで金メダルを獲得するかと思うと、夜も寝れません。
さて、そんなビッグな大会をもれなく行なっている、幌加内の朱鞠内湖。幌加内高校では、今週ワカサギ釣りの授業を行います。
事前に予習を重ねておくことで、朱鞠内湖に生息するワカサギを全て釣ってしまうかもしれません。また、ワカサギ釣りの授業に予習があるのなら、復習する授業があってもいいかもしれません。
予習、復習は高校生にとって大切な学びですからね。
聖地朱鞠内湖
国内外のキャンパーから〝聖地〟として名高い、幌加内の朱鞠内キャンプ場。
幻の魚「イトウ」が生息することでも知られているため、多くの釣り人がやってきます。
そんな聖地で課外授業を行う幌加内高校ですが、人口1300人程度の町でも、そこは北海道はでっかいどう。
幌加内高校から朱鞠内湖までは車で4、50分程度かかります。
週末には人混みを避けて多くの人が集まり、結局〝密〟になる朱鞠内。
と、言っても皆それぞれの場所で釣りを行うので〝密集〟にはならないのがいいとこでもありますし、アウトドアではないので室内にいるよりかは色々と気楽な部分があるかもしれません。
ちなみに、朱鞠内キャンプ場はコロナウイルスが蔓延してからかなりキャンパーが増えたそうです。
そんな聖地で授業ができる幌加内高校は多くのキャンパーから嫉妬されるかもしれませんので先に謝っておきます。
えへへ。なんか、すいません。
朱鞠内湖すでにYoutubeデビューをしてた件について
幌加内高校に報告なくまさかの抜け駆け朱鞠内湖。
朱鞠内湖を管轄する朱鞠内漁協がYoutubeでの動画配信を行なっており、時代の最先端を走っていることに偽りさえ感じます。
これから幌加内高校も動画配信を行なって、ヒカキンさんやヒカルさんとコラボを勝手に予定していたのに、そんな幌加内高校を出し抜いて勝手にYoutubeをやっていたなんて。
いくら朱鞠内漁協と言えども、断じて見過ごすわけにはいけません。
まずは、動画編集のやり方とサムネタイトルの付け方を漁協から教えていただき、フォロワーが集まったところでTikTokを始め、メタバースに参入しメタの中でワカサギ釣りをする。
そんな近未来を見据えつつ、朱鞠内漁協さんには動画のやり方を教えてもらうほかありません。
ワカサギ釣りの授業でメタバースまで見据えることができる高校は幌加内には幌加内高校しかないと思います。(※注 町内にある高校は1校のみ)
レンタルセットのお知らせから始まり、テント設営の方法まで動画で紹介してくれている幌加内漁協は親切心の塊が集まった集団ではないでしょうか。
これであなたのワカサギ釣りライフも充実と、テントの恩恵で暖かさを感じながらワカサギ釣りができることでしょう。
ワカサギ釣りから学べるもの
では、ワカサギ釣りから学べることをいくつか羅列してみましょう。
まず、地元のフィールドを使うことにより、地元の特徴を知ることができます。そしてそこで働く人々を目にし、対応してもらうことで将来への幅を持たせることができます。
これは小さな町にとって、そのような仕事があるかを知る上でも大切な接点でもあるわけです。
次に、朱鞠内湖で体験学習を行うことにより自然環境に関して関心を持ってもらうきっかけともなります。SDGsを積極的に授業で取り入れていることもあり、遊びや体験を通して興味を持ってもらうことも、将来的には大切なファクターともなってきます。
幌加内高校ももれなく、コロナウイルスの影響などもあり様々な体験実習を減らすことが余儀なくされました。
その中でも対策を施しながら、行える体験実習と中止した実習などがあります。
今年度最後の、体験実習ワカサギ釣り。
生徒も引率教員も、幌加内のフィールドで楽しく学べる授業になるといいですね。