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最近気になる町は幌加内

「ねえねえ、最近さ幌加内って町、気にならない?」

町内の奥様たちがそんな世間話をしているらしい幌加内。

幌加内に住んでいる人たちが、幌加内が気になるというとんでもない幌加内愛。

素晴らしいです。

こんにちわ。幌加内高校でが何か?


地方移住きっかけの日

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さて、日本の田舎町がクローズアップされる2021年の日本。

ある出来事を境に、地方移住が始まったのはご存知でしょうか。

〝東日本大震災〟

この出来事をきっかけに首都圏を中心に、多くの人が移住を決断し、国内は元より海外も含め、生活スタイルの見直しが始まりました。

大きな理由としては2つ。

原発の問題と、人々の人生観の見直し。

東日本大震災が起きたのが2011年の3月11日。

様々な情報が飛び交い、何が真実で何が合っているのか分からない日々が続きました。

特に子供を抱えている家庭は、見えない放射能から身を守るために、北へ南へと生活の場を移しました。

そして多くの人の心に生きる本質を訴えた、2万人以上の行方不明者と死。

人々が「今日自分が死なない保証はない」と気づき、未来を生きることをやめ、今を生きるようになりました。

「東日本大震災をきっかけに移住しました」

あなたはそんなことをいう人が全国にどれだけいるか知っているでしょうか。


気になる町ランキング

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それでは移住希望者が殺到し、町役場の電話回線がパンク状態の幌加内から〝全国気になる町ランキング〟を紹介しましょう。

高校のブログなのに、全く高校のことを書かないブログは宇宙広しと言えども、北海道は幌加内くらい。

では、ちょっと有名な町を3つほど紹介しましょう。


1.福岡県糸島

まずは福岡県にある糸島。

イギリスの情報誌が選ぶ「世界で最も魅力的な小都市」に堂々の第3位にランクインした福岡の海岸沿いの町。

以前から移住者同士の間でも度々名前が上がる、山と海に囲まれた美しい町です。

様々な世代のクリエイティブに活動する人々が集まり、気がつけば〝糸島ブランド〟を築き上げた今注目の町。

博多からのアクセスも遠からず、近からずで絶妙な位置に属する町です。

ただこちらの町、正直アクセスも良すぎますし、おしゃれになりすぎて、これからは人が集まりすぎて騒がしく感じる人も出てくるでしょう。

家賃の高騰や、その他の問題が浮上する可能性も秘めています。


2.鳥取県智頭町

テレビなどのメディア関係からも時々紹介される、鳥取県は智頭町。

町の取り組みがクローズアップされるだけでなく、町内にあるパン屋や森の幼稚園など、単体で取り上げられるようなお店や、コミュニティがいくつも存在しています。

関西地方の中心地などで生活をしていた人からすると、適度に遠い場所でちょうど良いのかもしれません。

また、全国各地から集まった移住者がコミュニティを形成することによって、より移住者同士が住みやすい町を形成していることでしょう。

類は友を呼ぶではありませんが、同じ未来志向や人生観を持った都会の人々が、智頭町で同じような仲間と出会い、さらに発展的な小さな町を作り上げている感があります。

全国の自治体から視察に訪れる人が多い町としても有名な町です。


3.北海道東川町

北海道の人気移住スポットといえば、ニセコや富良野なども名前が上がりますが、コアな人々と革新的な町の発展で町の名前を全国区に押し上げた北海道は東川町。

町内の上下水道は、近くの大雪山から降りる雪解けの水を利用し無料。

近隣の大きな都市、旭川からのアクセスも良く、隣町にある空港も近いため、色々な要因で移住しやすい環境となっています。

現在では空き家に待ちが出るほどの人気移住地となっており、無理に町民を増やそうとせず、町のコントロールを行なっている点も、先見の目があるかもしれません。

物作りを行う人、こじんまりとした隠れ家的なカフェを行う人たちに加え、地域おこし協力隊で東川町に来る人たちが、良い相乗効果を生み出し独自の発展を遂げています。

こちらも全国からの自治体が視察に訪れる町となっています。


共通項

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さて、3つの町を紹介しましたが、これらの町に共通して言えること。

〝町それぞれにフリースクールが存在している〟

子育て世代の移住者が一定数集まると、教育に関心の高い大人や親御さんたちが独自のフリースクールや、それらを運営する仲間を呼んで、新しい教育の創造を行なっています。

鳥取の智頭町で行われている森の幼稚園(全国に存在している)もその一つですが、現代ではそれぞれの町や場所で義務教育とは違った教育が発展しています。

これは、義務教育が良い悪い、フリースクールが良い悪いということではありません。

これらが点在するようになった今の社会で、彼らが大人になった時に、様々な価値観を持った若者が社会のベースになっていくことが想像できるということです。


みんな同じからみんなバラバラへ

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今現代、社会人と呼ばれる多くの人々はいわゆる義務教育を受け同じ価値観を植えつけられることが良しとされていました。

しかし地方の町でフリースクールの教育を受け成長していく人々と、都会の学校で成長し教育を受けていく人々が混ざり合うこれから。

そんな彼らは、価値観の違いやみんな違って当たり前ということを肌感覚で感じながら歳を重ねる世代です。

そして彼ら世代の押し上げ。

これ以上は、これを読んでいるあなた方のご想像にお任せします。


上手くまとめたと思っている件

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学校のブログでちょっぴり教育を絡め、尚且つ地方目線から見る、魅力的な地方都市の紹介。

最高じゃないですか。

幌加内高校のブログ最高じゃないですか。

この記事、有料級じゃないですか。学校のブログなのに有料記事。

最高。

幌加内最高。幌加内高校最高。幌加内高校の校長先生最高。幌加内高校の教頭先生最高。

よし。これで給料アップになるな。

あ、〝最近気になる町は幌加内〟ってタイトルつけたのに、全く書いてなかった。

まあいいや。


おわり。