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学校のSNSで一番の難題は、夏休みと冬休みの乗り切り方

難しい。
東京大学の入試よりも難しい。

Google本社に入社するよりも、アップル本社に入社するよりも、国連の総務次官になるよりも、「逃走中」でハンターから逃げ切るよりも難しい、学校の夏休み、冬休みのSNSアカウント運営。

近年、学校の業務多忙により教員の休職が増える中、何よりも学校職員の悩みの種となっているのが「長期休暇の高校SNSのアカウント運営」です。

今日は、これから多くの学校が直面するであろう「高校の長期休暇SNS運営問題」について、幌加内高校が多角的な視点と国際的な視野から見解を解説していきます。

これらの問題は早期的な解決法と、画期的なアイディアによって解決されることが最も望ましいと思われます。


生徒がいないとツイートも困る説

2022年12月23日をもって、幌加内高校の生徒は「冬休み休暇」に入りました。
もちろん学校校舎内に生徒はおらず「幌加内高校ですが何か?」とアカウント名で、高校の名前を語っているのに、高校内部のツイートが乏しい日々を送らなければいけません。

典型的なツイートがこちら。

どれだけ頭を捻っても、ネタ不足の高校と幌加内町でツイートの持続を行っていくのはとても難しく、SDGsが掲げる「持続可能な社会づくり」に反している学校のSNS。

「雪」を連投することにより、文字数を埋めてごまかしに躍起になっています。

しかしながら、「雪」の中に「嫌」という一文字を入れることによって、アクセントを生み出し、世間に混乱を巻き起こす一石を投じているのが幌加内高校の冬休みのツイート。

終わりなき雪の幌加内を表現するのにはこれくらいインパクトのあるツイートの方が、伝わりやすいという後付けの言い訳も残しておきます。



保護者は一切見なくなる説

保護者の皆さまは、幌加内高校のSNSと割り切った付き合いをしている方が少なくないようで、自分達の子供が学校にいないとなると、幌加内高校のツイートに見向きもしてくれません。

幌加内高校のSNSは保護者の見守りと、愛と応援があるからこそ、日々精力的にツイートができているというのに、夏休みや冬休みに入った途端、ぱったりと「いいね」をしてくれなくなります。

そりゃあ、もちろん自分の子供が受けている授業をSNSで見ると「いいね」を押したくなる気持ちは重々理解できます。

しかしながら、ここで保護者の皆様が一番大切にしなければいけないのは「夏休み、冬休みにツイートできる内容のない、幌加内高校のアカウントを応援する」という、寛大な気持ちと更なる心意気ではないでしょうか。

自宅に自分達の子供が戻ってきて、ついつい子供たちばかりに意識が傾いてしまうのは親心として、至極当たり前のことと思います。

それと同じく、幌加内高校のツイートを見守り応援することで、より一層高校の運営に携わるという、教育の共同作業が確立されます。

そうです。
幌加内高校の夏休み、冬休みのツイート内容は、保護者様の応援が大きく左右するということなのです。


卒業アルバムならぬ卒業SNS

時代の変化が激流のような激しさを増す中、様々なものや考えが変わりつつあります。

いずれ学校の卒業アルバムも「はい、明日は卒業式なので卒業アルバムはUSBかエアードロップで配布しますので、各自準備してきてください」となるのも、時間の問題かもしれません。

そんな中で幌加内高校のSNSは、遡れば遡るほど過去の日々を振り返ることができます。

いずれ皆さんが幌加内高校を卒業をして、10年が経ったとしましょう。
あなた方は、このツイートを振り返りきっとこう思うことでしょう。


「あぁ、青春。。。」


そうです。
真冬に半袖短パンで帰宅できるのは、青春時代だけの特権です。

この青春の1ページは、卒業アルバムに載ることはなくても、SNSで過去を振り返ることはできます。

しかし、幌加内高校の生徒の皆様。

「過去は振り返るな」


理由は特にありませんが、未来と今を見つめ過去を振り返ることなく前進してください。

昔の偉人たちも同じようなことを言っているので、きっと過去を振り返ったとしても前衛的な人生は歩けないのかもしれません。



#教師のバトン

「教師の声を拾ってあげよう」とのアイディアで企画したのにも関わらず、ものの見事に、速攻炎上してしまった「#教師のバトン」という文科省のプロジェクト。

発足してすぐに炎上して一気に知名度が広まるなんて、プロのSNSマーケターでもできるマーケティング手法ではありません。お見事。

「継続は力なり」と、日本国民は教育されたのにも関わらず、2021年からSNSの継続すらされていない教師のバトンプロジェクトですが、せっかくなので教師のバトンプロジェクトに幌加内高校の叫び声も聞いてもらいましょう。


「夏休み冬休みの学校SNSアカウント運営は、年々厳しさを増しています」


ふぅ。

これで全校生徒40人の高校の叫びが文科省に届き、新たにこれからの学校現場で起きるであろう、問題の解決を行うことができると炎上の火も消火に向かうものと思われます。


あれ?これって教師だけに適用されるバトンですか?
学校単体の叫びは聞いてもらえないのでしょうか?

まあ、いいや。


とりあえずですね、学校のSNSを運用するにあたって、「夏休み冬休み問題」は毎年、自然災害のように起きるシビアな問題なのです。


教育現場での課題は新たな時代に突入しているという事実を、国民の皆様はご承知おきください。


おわり。