2021絶対に笑ってはいけない幌加内高校
って、無理な話ですよね。
だって、幌加内高校楽しいもん。
笑ってしまうほど、農業もそば打ちも、調理実習も、販売会も授業に組み込まれていて楽しいもんね。
学校は楽しんで笑った先に何かある。
こんにちわ。幌加内高校ですが何か?
成長するために楽しむ
最近のプロサッカー選手が、練習で意識的に取り入れてること。
〝楽しむ〟
「楽しんで練習をする」「試合を楽しむ」
さて、なぜプロのサッカー選手が楽しむことを意識するようになったのか。答えは一つ。
〝上手くなるのには楽しむことが一番の近道だから〟
シンプルにこれだけです。プロの選手たちが第一に考えることが上手くなるには楽しむことなんです。
スポーツを例にするならば、ほんの数年前までの日本では、練習中に笑うな。厳しさの先に結果がある。そんな風潮が一般的なものでした。
それではなぜ、サッカーを皮切りにこのようなスタイルが定着してきたのか。ちょっと考えてみましょう。
サッカー後進国とサッカー先進国の違い
今でも日本のサッカーは、サッカー先進国になったとは言えません。しかしながら後進国ではなくなったと思います。
日本のサッカーはヨーロッパや南米に追いつけ追い越せで、成長してきました。その中で、欧州や南米の練習方法を取り入れることはもちろんですが、マインド(意識)も取り込むようになりました。
そこで日本と欧州の間にあった大きな違い。
日本はコーチングをする中で選手を殴ってでも成長させようとしていました。
しかし、すでにはるか先を走っていた、欧州のサッカー界での指導や意識は〝楽しむことが上手くなることの近道〟でした。
ここ最近では日本でも多くの欧州からのコーチが日本のサッカー選手の育成にあたります。その中でも明らかに変わったことは、練習の中にミニゲームを取り入れた遊びの練習をしたり、「もっと楽しんで!楽しんでやろう!」という声が聞かれるようになったことです。
文化的な違いもあり、日本を始めとするアジアの諸国では上の人が言うことは正しい、という考えや、練習はきつく苦しいものを経てレベルが上がるという根拠のないものが浸透していました。
しかし、これらのようなマインドは欧州などの国々ではそこまで強いものではなかったのです。
楽しむこととふざけることの違い
学校はクラスですので、ふざけることによって誰かに迷惑をかけてしまうこともあります。
しかし、学校を楽しむということは、心身的にも健康に影響がありますし、楽しく何かを学ぶという姿勢は学びのスピードにも影響が出ます。
時には自分にとって、つまらない授業もあるかもしれません。しかし、自分の考え方や捉え方一つによって、楽しむことだってできなくもありません。
教員の多くだって、できれば楽しく学んでもらいたい、そして教員自身も楽しく授業を指導したい。そう思っている人たちもたくさんいます。
そのために、授業で工夫を凝らしてみたり、授業にイベント要素を取り入れてみたりと飽きのないようにアイディアを絞ります。
ふざけること=楽しいこと、ではなくて、学ぶこと=楽しいこと、に自ら切り替えるスイッチを見つけると、多くのことが楽しめ、そして早いスピードで何かの成長を使うこともできます。
どんなことも楽しむことが、自分の人生にとって一番の近道であり、これから夢を叶えるのに役立つ考え方でもあります。
また、今まだ夢がないのであれば、今やっていることや与えらえれていることを楽しむように取り組めば、自ずと自分の夢ややりたいことは見つかることもあるでしょう。
笑うことの重要性
笑うことで体内の免疫力がアップすることは科学的にも証明されていることです。
何か面白いことが起きて笑うのではなく、一人の時だって鏡を見て笑っても身体の健康には十分影響があることが分かっています。顔が笑うということで脳は勘違いを起こし、体内に良い影響を与えるのです。
また、もしあなたが毎日ニコニコした顔であれば、放っておいても人が寄ってきます。あなた自身も経験があるように、なぜだか笑っている人や、ニコニコしている人には安心感や惹きつけられるものがあるのではないでしょうか。
笑うということ、楽しむということは成長だけではなく、誰かを惹きつけたり、さらには新しい出会いや、事柄を引き寄せます。
学校なので、学ぶことが大切なのは当たり前かもしれません。しかしそれと同じくらい、学校では楽しむことや笑うことの回数を増やすことが、様々な良い影響を与えることでしょう。
ワクワクする毎日を
やっぱり心が勝手に踊るようなワクワクすることって、本人にとってはとっても重要なサインだと思います。
多くのことは無意識的にワクワク感が出ているもので、意識をして出せるものではないのかもしれませんが、自分自身の中で〝どうやってワクワクした学校生活を送るかな〟と考えることも、成長の一つではないでしょうか。
先生が楽しめる授業を行うことを考えるように、生徒も勉強をどうやって楽しむかを考えると、お互いにとって良い効果が発揮されます。
幌加内高校は全校生徒が40人に満たない、小さな学校です。
小さな学校だから楽しめること。少ない人数だからの楽しさ。楽しさやワクワクすること、笑うことに本当は環境は関係なく、大切なことは自らの中で生み出すことなのかもしれません。
でも、大人にだって簡単ではないことはもちろん分かっています。だからこそ、高校生のうちから楽しむスキルや、笑う重要性を知っておくことも大事なことです。
2021絶対に笑ってはいけない幌加内高校とタイトルをつけましたが、高校が笑うことがなくても、学校に通う生徒は笑って、楽しく学ぶ技術を探し出してみてはいかがでしょうか。
きっと人生に大いに役に立つスキルになりますよ。