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幌加内高校は絶賛春休み中

「春」について皆さん大好き、ウィキペディアで調べてみました。

春は、寒いから気温が上がり始め、朝晩はまだ肌寒さがあるけれど、日中が次第に暖かくなる時期。と並んで一年の中では最も気候の良い穏やかな季節とも言われる。が溶け、植物を出す時期である。寒さが次第に緩み、草木が萌え芽ぐみ、花々がつぼみをつけ、満開になる。日が永くなり、地中の虫が動き始める。桜が散り、次第に木々の緑が濃さを増し、暑い日が増え、やがて終わりを迎える。

日本では毎年3月年度替わりとされ、さまざまな区切りとなる(年によって若干異なるが、テレビラジオにおいて改編法律制度が実施されたり、政令指定都市中核市などに移行され、合併などが多く行われ、この時期は大きな節目となる)。また、卒業式や入学・入社式、あるいは人事異動など、一般的には、出会いと別れの季節でもある。花見などはこれに重ねて扱われる。

世界の人間が100%信用するウィキペディアには、しっかりとこう記載されています。

「雪や氷が溶け、花が満開になり暑い日が増える」と。

ウィキの嘘つき。

こんにちは。
絶賛春休み中の幌加内高校ですが何か?


しつこい幌加内高校

ウィキペディアで調べてはみたものの、それだけでは飽き足らずchatGPTにも同様の質問をしてみました。

春とは?

とのことです。

雪については何も答えていないので、もしかすると幌加内へ心遣いのある優秀なAIなのかもしれません。

日本全国津々浦々、最近は春の話題や桜前線の話題でピンク一色の模様を呈していますが、北海道の内陸に位置する幌加内では、まだまだ白銀の世界と桜吹雪ならぬ、至って通常運転の〝ただの吹雪〟が吹き荒れている3月の終わり。

まるで全国のお天気ニュースを嘲笑うかのように、幌加内上空では雪雲が絶好調に大暴れしています。

「おい、幌加内。君たちに春はまだ早いぜよ」

上空を眺めると、お天道様のそんな声が聞こえてくるのは幌加内の特殊な地形が作用しているからかもしれません。

北海道の西側、日本海側からやってくる低気圧が、山脈に囲まれている幌加内上空で一休みして、ついでに大暴れ。
そんな、冬を幾度となく乗り越えてきた幌加内に、優しさなど与えてくれるはずもなく「試される大地北海道」というキャッチフレーズを鵜呑みにしている雪雲は、幌加内を試しに試してきます。

そんな雪雲に一言物申す。
試し過ぎ。



春休み中の幌加内高校

いよいよ先週末から春休み期間に入った幌加内高校。
教職員の中には退職や、転勤で人事の入れ替えなどが行われる時期になります。

また、これから転勤でやってくる職員の方々は、少しばかりソワソワしているかもしれません。

でも、大丈夫。
広い心と、豊かな愛情たっぷりの爆雪が、4月もどっしりと新たな職員を待ち受けてくれています。

幌加内高校の職員室内でも、これから席替えが行われ職員の方々は新しい席に移り変わります。
4月に生徒たちが職員室に入ってきた時に、今までいた先生たちの席が変わっていることで、探すのに時間がかかるかもしれませんが、心配は入りません。

キオスク4つ分ほどの職員室なので、迷うこともないかと思います。

先生方は、4月から始まる新しい年度に向けて準備や残っていた仕事のお片付けに精を出します。

働き方改革先進校の幌加内高校では、準備とお片付けに余念がありません。

春休みは、先生方にとっても大切な時間なのです。


人口スプリング

「人工知能」という言葉が世間を賑わせている中、幌加内は人口的に春(スプリング)を作り出すことに成功した、幌加内初の高校です。

その名も〝THE 温室〟

周囲の壁や天井をビニールやガラスで覆うことに成功し、太陽光の熱を室内に取り入れることによって春の気温に近づけ、花々の種は勘違いを起こし芽吹きを促進させます。

これらのことにより、幌加内高校の温室では花々から発せられるフローラルな香りに包まれ、暖かな空気と共に眠気を誘ってきます。

そうです、春は眠いのです。


さて、眠さの話は置いといて、人工的に季節をコントロールすることに成功した幌加内は、国内最寒の地という場所でマンゴーやゴーヤを栽培するかもしれません。

その時は「幌加内町沖縄1丁目1番地」という、国内でも珍しい住所を作ることによって「幌加内町沖縄産のマンゴー」という、もはや配達員を困惑ささせるマンゴーを開発するかもしれません。

その時はふるさと納税の一品として、町にも採用してもらいましょう。

センテンススプリングさん、その時は取材をお願いします。
あ、文春さんの間違いでした。



止まない雨はない

幌加内を救う言葉はこの一言に尽きます。
止まない雨はない、ならぬ、止まない雪はない。

そうです。GWですら雪が降ることもある幌加内ですが、止まない雪はないのです。

これだけ本気を出してきたつららも、今では跡形もなく消え去り次にお目にかかることができるのは、来年のことでしょう。


〝どんな小さなことも本気で〟


そんな指導の元「全国高校そば打ち選手権」では4連覇を達成していますが、つららまでも教員の言葉を信じた結果、本気を出しすぎて世紀末のような世界を作り出します。

つららや雪がなくなってきた頃に、幌加内でも桜がお目にかかれることでしょうが、その頃には全国的な春のニュースも夏のニュースに移り変わり、全国との時差を感じながら幌加内では桜を眺めます。

そんな時差を楽しむことができるのが幌加内。
北海道の小さな小さな田舎町です。

春も夏も秋も冬も、おいでやす京、、、じゃなくて幌加内。