2022幌加内のざわつきが止まらない
まるで嵐の前の静けさ。
これから幌加内に吹き荒れるであろう、久々の嵐。
世の中ではジャニーズJr.のARASHIが活動休止を決め、多くの女性ファンが気絶寸前になるという社会現象が起きたにも関わらず、幌加内には嵐がやってくる。
そう「新そば祭り」という、町にとってはオリンピックよりもワールドカップよりもAKBの総選挙よりも、大きなイベント。
コロナの影響で3年ぶりの開催とあって、町のざわつきと落ち着きのなさは、まるで修学旅行前の2年生の落ち着きのなさと同じくらいであります。
わっしょい新そば祭り
日本の元旦は1月1日でも、幌加内の今年の元旦は9月3日と4日。
なぜ、日本は幌加内を中心に元旦を決めないのか、不思議でたまりません。
天皇陛下にお願いして、日本の元旦は毎年幌加内の新そば祭りの時期に変更してもらうことも検討しなければいけません。
あ、総理大臣の方がいいのかな?
とにかく、お祭り騒ぎ直前の幌加内で聞こえる町民の会話は新そば祭りのことばかり。
「今年は新そば祭り開催されるぞ」
「どうやら日本三大祭に認定されるらしいぞ」
「ハリウッド女優が来るらしいぞ」
「岩手県が嫉妬しているらしいぞ」
嘘か誠か、色々な噂話が町内を駆け巡り幌加内の新そば祭もエンジンがかかっています。
北海道が誇るスーパースター、上杉周大氏だってツイートをしてくれるほど大人気の幌加内新そば祭。
大泉洋さんだって、松山千春さんだって、タカアンドトシさんだって、BIGBOSSだって本当は幌加内に来たいんです。
これぞ幌加内が世界に誇る「幌加内マジック」なんです。
元ちとせ来るよ
奄美大島出身の元ちとせ。
そげな、南国から幌加内という極東へようこそ。
宮古島で「ようこそ」は「んみゃーち」。奄美大島では「いもーれ」と言います。
残念ながら、幌加内で独特な方言を使った「ようこそ」はありませんが、それっぽいアイヌ語を使って受け入れてみましょう。
「元ちとせさん幌加内へ、ライライカラプッテ」
「ライライカラプッテ」という言葉に意味はありません。アイヌの方々に使用しても「?」となるでしょうが、なぜだかそれっぽい。
大人気アニメにもなった「ゴールデンカムイ」を読んでいる人なら、それっぽいアイヌ語に見えてきているのではないでしょうか。
相変わらず、ブログの本題から大幅に脱線する幌加内高校のブログ。
しかしながら、読み終える頃にはしっかりとした着地点に落ち着くため、遠回りしているような内容に思えても、実は近道をしている事実をご承知おきください。
ほら、高校生だってアニメのことも記事の内容に入れた方がブログ読みやすいじゃないですか。
幌加内高校のブログは高校生をしっかり意識した優しいブログ構成になっております。
バファリンと幌加内高校の半分は優しさで成り立っているのです。
愛されていてごめんなさい
他のプロの職人に混じって、必死に生そばを打ち続ける幌加内高校の生徒たち。
例年、長蛇の列を作ることで有名な新そば祭の幌加内高校ですが、全国高校蕎麦打ち選手権でも、毎年のように優勝を飾る精鋭揃いです。
このように、普段並ぶことのない方々が列を作ってくれることで、生徒たちの心は愛で満たされます。
「あれ?こんなに多くのお客さんが私たちのそばを待ってくれている!」
もしかすると、そんなことを考える暇もないくらい忙しい日になるかもしれませんが、彼らにとってはそれすらも良い経験となるのです。
そしてそんな美談の裏には「うぉぉぉぉぉぉ!!!!めっちゃ大変じゃないかよぉぉぉぉ!!!」という教員や学校職員の必死な戦いが繰り広げられています。
職員総出の幌加内高校の本気ですが、指揮を取る教員たちは今や打ち合わせに精を出しております。
そんなこんなであと4日
生徒よりも教員や職員の方がヒヤヒヤしていることは、あえて隠しておきますが3年ぶりということもあり、幌加内高校も経験者不足やブランクを抱えての新そば祭となります。
尽きましては、どうぞお手柔らかに幌加内高校の生徒と我々のブースを見守っていただけると、これ幸いでございます。
幌加内町内もざわつきと共に、町民の心が弾んでおります。
そんなワクワク感を、幌加内の新そばと一緒に混ぜては、皆様の口へ運んでください。
わんこそば、瓦そば、ソーキそば、信州そば、皿そば、出雲そば。
色々なそばがあるのが日本のそば文化。
北海道にも新そばを楽しみにしているファンが多くいます。
幸せと、楽しさと、風味と、幌加内の歴史をどうぞご賞味あれ。