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幌加内高校ついに夏休みが始まるも、困った問題

ごくごく普通の夏休みがスタートしただけなのに“ついに”をつけるだけで何か新しい予感を感じさせる幌加内高校。

待ちに待っていたのは生徒たち。
そんな生徒たちがいなくなる夏休みはTwitterの更新に頭を悩ませる日々が訪れようとしています。

インフルエンサーでもないくせに、日々のツイートに頭を悩ませるとは、SNSマーケティングに力を入れているマーケターに肩を並べてもいいかもしれません。

こんにちわ。幌加内高校ですが何か?


ないネタをどう生み出すか

北海道のやや北部に位置する幌加内高校。

町の人口は1300人ほどとなっており、幌加内の山の中で暮らしている野生の鹿の方が多いかもしれないので、このまま行くと野生の鹿に町が乗っ取られるかもしれません。

最近はSNSのアカウントでも乗っ取り被害が増えていますので、気を引き締めて生活をしないと幌加内も取り返しのつかないことになります。

さて、生徒は夏休み。学校の先生も少しばかり余裕ができて溜まっている業務をこの期間に処理しています。

そんな優雅なバケーションの最中、一番困ってしまうのは日々軽快にツイートをしている幌加内高校の呟きです。

英語のアシスタントティーチャーの前職をクイズに出してしまうくらい、ポップなツイート多めの幌加内高校ですが、夏休み期間中はこんなポップなツイートも影を潜めるかもしれません。

なぜならツッコミを入れてくれる生徒がいないのにも関わらず、ポップなツイートを放っても気分が盛り上がらないじゃないですか。

そんな彼らが夏休みもこのアカウントの心配をしてチェックしているのかどうか、どさくさに紛れて宿題に入れてもよかったかもしれません。

おそらく誰も見てはくれていないと思いますがね。



チャイムのならない校舎内

「キンコンカンコン♪」
毎日ヘビーローテーションのように校舎内で鳴り響く鐘の音。

一日何回学校でこのチャイムが鳴るか知っていますか?
数えるのが面倒なので、個々の判断に回数はお任せしますが1日だけでもそれなりに回数を聞く鐘の音です。

しかし夏休み中はそんな鐘が鳴ることもなく、職員室に響くのは先生方がパソコンをタイピングする音。

「かちゃかちゃかちゃかちゃ」

パソコンのキーボードから奏でる「かちゃかちゃ音」は、時にリズミカルに聞こえラップの歌詞を付けてタイピングをすれば、新しい楽曲が出来上がるかもしれません。

職員室のキーボードを使ったラップ。
呂布カルマもびっくりです。

「YO俺は幌加内生まれ幌高育ち、町の町民は大体友達」

ヒップホップが日本で流行った時代に、よく歌われた歌詞を文字って職員室でも口ずさんでみてもいいかもしれません。

チェケら。


残り21

それでは、少々残酷なお知らせをいたしましょう。
本日を含め、残りの夏休みは21日となりました。

まるで「リーブ21」のような書き方で残りの夏休み日数を告知しましたが、始まったばかりの夏休みなのに、残りの日数を突きつけられたことで少しばかりテンションが落ちてしまった幌加内高校の生徒。

本州の夏休みは長いかもしれませんが、北海道の夏休みは短いのです。
なぜなら夏休みなのに、長袖が必要なくらい寒い日もあるから。

7月半ばの早朝の気温は10℃
沖縄の冬ですら12、3℃なのにそれらを上回る、幌加内の夏の気温はまるで神様の意地悪としか思えません。

気ままに遊んでいた昆虫たちも10℃の寒さにはノックアウト寸前です。
でも、これが幌加内。

最近は北海道以外からも生徒が増えている幌加内高校ですが、彼らからするとこの夏休みの短さは、経験のない短さであることでしょう。

試される大地北海道は、夏休みもお試し期間のようなものなのです。(意味不)


とりあえず

取り止めのない話をここまで書けば、多少読み応えのある記事には仕上がったことでしょう。

夏休み期間中にネタがないのにも関わらず記事を仕上げる、意識高い系の幌加内高校ですが、ネタがないなら書かなければいいだけの話。

しかし全校生徒が40名ほどの幌加内高校が世間から忘れられるのは簡単なことであり、日夜発信を行い続けなければ、夏休みを満喫している生徒にすら忘れられてしまうかもしれまんせん。

そうです、この記事は生徒が夏休み期間中も幌加内高校を忘れることなく、引き止めておくために作成している「学校忘れ防止記事」です。

最後に町と高校のインフォメーションを行うことで、内容の薄い記事ですら宣伝に回してしまう幌加内高校ですが決して幌加内役場からの圧力がかかっているわけではありません。
現在も尚、良好な関係でお付き合いをさせていただいています。

夏休みが始まることで、学校の情報発信が滞るという死活問題を逆転の発想で宣伝記事に仕上げる幌加内高校は、幌加内町内の希望の星と呼び声も高々と上がっております(幌加内調べ)


さて、あと21日間。
幌加内高校のTwitterは何をツイートすればいいのか。

夏休み期間で休んでいる、生徒の諸君。
助けれくれたまえ。(切実)


おわり。